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引ったくり被害女性が死亡、通行人が見て見ぬふり

2012年07月12日 15:51 JST配信

【ジョージタウン】 ペナン島で10日早朝、アパートの敷地内で女性が引ったくりに遭って転倒し、その後死亡した事件があった。防犯カメラには倒れた女性を見て見ぬふりして通り過ぎる5人の姿が映っており、華字紙はマレーシア版の「小悦悦事件」と報じている。

死亡したのは「ライフル・レンジ・フラット」に住むタン・キムチュアンさん(60)で、午前6時ごろ、バイク駐輪場を歩いていたところをバイクに乗った男がタンさんのショルダーバッグを引ったくって逃げた。引きずり倒されたタンさんは路上に横になったままピクリとも動かず、その脇を少なくとも5人の男女が見て見ぬふりをして通りすぎた。ようやく4分後に通りかかった老人が周囲の人に助けを求め、午前7時ごろにようやく救急車が到着。しかしタンさんは、脳挫傷のために8時間後に搬送先の病院で亡くなった。

「小悦悦事件」は2011年10月、中国広東省仏山市でひき逃げされた2歳の女児、悦悦ちゃんを18人の通行人が放置し、その後死亡した事件。 ワゴンにはねられた悦悦ちゃんはそのまま路上に放置され、別のトラックにもはねられた。保身のため他人のトラブルに巻き込まれるのを避けようとする現代中国の風潮を象徴する事件だとして社会的に大きな関心を呼んだ。

(星洲日報、ザ・スター、7月11日)

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