ホーム > 政治・外交 > ケダ州与党議員2人が離党、希望同盟政権が崩壊

ケダ州与党議員2人が離党、希望同盟政権が崩壊

2020年05月13日 09:00 JST配信

【スンガイプタニ=マレーシアBIZナビ】 ケダ州議会の与党議員2人が12日、同州与党・希望同盟(PH)構成党、人民正義党(PKR)からの離党を発表。これによってPH政権は過半数を失い、同州野党代表のムハンマド・サヌシ議員(汎マレーシア・イスラム党=PAS)は、国民連盟(PN)による新政権樹立を宣言した。

 12日午前時点でのケダ州議会(定数36)の議席配分は、与党はPHとムクリズ・マハティール州首相率いる統一プリブミ党(PPBM)内のマハティール・モハマド前首相派の6議席を含めて過半数ギリギリの19議席だった。一方、PNは、PASが15議席、統一マレー国民組織(UMNO)が2議席の合計17議席となっていた。与党を離脱した2人がPNに合流すると発表したことでPNが過半数を掌握することになった。2月のマハティール政権崩壊以降、州レベルでの政権交代はジョホール、ペラ、マラッカに次ぐ4州目となる。

 離党を発表したのはロバート・リン・クイイー議員(シダム選挙区)とアズマン・ナサルディン議員(ルナス選挙区)。2月の政変でPKRを割ってPPBMと共にPNを結成したアズミン・アリ上級相(兼通産相)に近い立場で、PKR上層部によるアズミン派に対する相次ぐ制裁に反発していた。

 ムクリズ州首相は、実父のマハティール前首相と共にPPBMにとどまりながらPHから離脱を決めたムヒディン・ヤシン首相ら党中央の方針を厳しく批判。党中央とは別歩調をとってPHとの連立を維持してきた。こうしたムクリズ氏に対してPPBM党内では処分を求める声が上がっていたがマハティール前首相への敬意から沈黙を守ってきた。

関連カテゴリ: 政治・外交

このサイトに掲載されている記事はアジアインフォネットが提供しております。