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アンワル氏とマハティール氏が再び共闘、反PN政権で

2020年05月12日 09:00 JST配信

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 国会の野党代表に選出された野党連合・人民同盟(PR)のアンワル・イブラヒム代表とマハティール・モハマド前代表(前首相)が9日、与党・国民連盟(PN)に対抗するため再度共闘すると発表した。
 共同声明の中で両者は、ムヒディン・ヤシン首相が率いるPN政権が総選挙の洗礼を受けていない政権であり認められないと主張。希望同盟(PH)時代にPH政権が導入した種々の改革が早くも解体されつつあるとし、改革を実現するためにもう一度立ち上がる時が来たと述べた。
 両者は2018年の総選挙で共闘して国民戦線(BN)政権の打倒に成功。しかしマハティール氏がアンワル氏への禅譲時期を明確にしなかったことで関係が悪化し、2月の政変におけるマハティール氏の首相辞任につながった。
 PHを離脱してPN設立に動いた統一プリブミ党(PPBM)やBN、汎マレーシア・イスラム党(PAS)がマハティール氏に見切りをつけてムヒディン氏を擁立した際、両者は再び「呉越同舟」ということで共闘の構えを見せたものの、ムヒディン内閣誕生後は互いに批判し合うなど仲の悪さをさらけ出しており、再度の共闘がどこまで続くか不透明だ。
 PNは下院(定数222)で114議席を確保していると主張している。マハティール氏はすでに次期国会で内閣不信任案を提出する意向を示しており、PN支持を切り崩した上で野党を結集できるかが注目される。マハティール氏はいまだPPBMに所属しており、近く息子のムクリズ・マハティール氏(ケダ州首相)ら支持派と共に党を割って出るとの憶測が流れている。

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