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制限令違反、現職の副保健相も罰金刑に

2020年04月30日 09:00 JST配信

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 行動制限令(MCO)違反で続々と民間人が逮捕される中、国民の模範となるべき与党政治家が摘発されるケースも出ている。
 現職のノール・アズミ・ガザリ副保健相(統一マレー国民組織=UMNO)とペラ州最高評議会(国政の内閣に相当)のラズマン・ザカリア議員(汎マレーシア・イスラム党=PAS)の2人は、今月18日にペラ州レンゴンの宗教学校で開催された食事会に出席したとして、同州ゲリック簡易裁判所で28日、罰金1,000リンギの有罪判決を受けた。食事会の様子はノール副相のフェイスブック上に掲載され、これを見た国民からMCO違反ではないのかと通報があり同州警察が捜査を始めていた。ノール副相は謝罪のコメントを発表した。
 しかし中には政治的配慮があったのか理由もハッキリしないまま幕引きされるケースも見受けられ、トレンガヌ州ではアハマド・サムスリ・モクタル州首相(PAS)が元州首相のアハマド・サイド氏宅で会食した件については、同州警察本部長が28日、司法長官会議の指示を受けて捜査を打ち切ったことを明らかにした。これも会食の様子を撮影した写真がツイッターに掲載されたことから発覚。国民から訴えの声が上がっていた。
 マレーシア弁護士会のサリム・バシル会長は、一般市民と政治的影響力のある者の間で法的措置に格差があると指摘。政府がまた2万人に上っている逮捕者のうち何人を禁固刑にしたか公表していないのは問題だと批判した。

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