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ムヒディン新内閣が近くスタート、国会再開は先送りか

2020年03月03日 10:12 JST配信

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】
1日付けで新政党連合、国民同盟(Perikatan Nasional=PN)の下で出発したムヒディン・ヤシン新内閣だが、当初9日に予定されていた国会再開が先送りされる可能性が浮上。国会ではマハティール・モハマド前首相派が不信任案で対抗するとみられており、政局問題の完全収束には時間がかかりそうだ。


 マハティール派はムヒディン内閣の正統性に疑義があるとして前倒しでの特別国会開催を求めているが、反対に新政権に組閣の猶予を与えるために国会再開を先送りする方向で調整が進められている模様。前倒しでの特別国会開催については、モハマド・アリフ下院議長がすでに否定的な見解を示している。

 内閣の陣容や基本方針についてはまだ明らかになっていないが、消息筋によると早ければ3日にも閣僚名簿が国王に提出され、4日にも閣僚の宣誓が行なわれる見通し。国民同盟に参加した統一マレー国民組織(UMNO)のザヒド・イブラヒム総裁は閣僚ポストの分配を要求している模様。イスラム原理主義政党、汎マレーシア・イスラム党(PAS)のハディ・アワン党首は国の立て直し、特に経済立て直しに注力していく方針を示している。

 2月24日のマハティール前首相の辞任を受けて各党派が入り乱れて多数派工作を図る中、ムヒディン氏はPPBM創設者であるマハティール氏を押し退ける形で党内や共闘先のUMNOやPASなどの支持を取り付ける事に成功。これらを取り込んだ新会派の下で下院議会(定数222)の過半数を掌握したと宣言し、2月29日に国王より首相指名を受けていた。しかしマハティール氏はムヒディン派の主張は誤りで自派の方が過半数だと主張して争う構えをみせている。

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