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景気対策、エコノミストから根本的解決にならないとの意見も

2020年03月02日 10:24 JST配信

【クアラルンプール】 
エコノミストらからは、2月27日に発表された景気対策について、様々な見解が出ている。

 マラヤ大学の経営戦略・政策学部のモハマド・ナザリ・イスマイル教授は、経済を停滞させている根本的な問題には対処していないと指摘。発表された景気対策は、経済減速について何もしない政府に対して怒りを持たせないようにする政治的なものであるとし、解決策にはならないと述べた。

また永続的な利益を生むものではないと指摘。マレーシアでは負債を抱えている人が多く、インセンティブや一時金をばらまいても消費に繋がらない可能性があるとした。

 経済学者のラモン・ナバラトナム氏は、経済を再活性化するためには景気対策が必要だったと評価。マレーシアが財政危機に直面しているにも関わらず、景気対策を発表し、人々のニーズに応えることを優先したとの見解を示した。

 マレーシア中小企業(SME)協会のウィリアム・ン氏も景気対策を歓迎し、企業に及ぼすマイナス影響にタイムリーに対応していると言明。観光やホテル、輸送部門のみならず小売部門にも恩恵があるとした上で、中央銀行バンク・ネガラ(BNM)がSMEを対象としたオートメーション及びデジタル化の促進のための3.75%の特別融資を実施することについては、発注のキャンセルや延期が生じたSMEには良い政策であるとした。
(マレーメイル、2月27日)

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