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在北朝鮮マレーシア大使館、第1四半期にも再開へ

2020年01月07日 19:33 JST配信

サイフディン・アブドラ外相は、閉鎖中の在北朝鮮マレーシア大使館を第1四半期中にも再開すると発表。2017年2月にクアラルンプール新国際空港(KLIA)で起きた金正男氏暗殺事件によって冷え込んでいた北朝鮮との関係の修復を図る考えを示した。

サイフディン外相は暗殺事件の結果両国間で劇的な亀裂が生じ、ビザなしの相互訪問が不可能になったとした上で、マレーシアは「すべての国に優しい」政策を望んでいると強調。マレーシアが国連安全保障理事会による北朝鮮の制裁を解除すべきとの立場をとっているとし、マレーシア大使館再開が北朝鮮と米国の和平交渉実施の動機にもなると期待を示した。

金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏の暗殺事件については、その後のマレーシア当局の捜査で北朝鮮側の関与が明らかになったが、北朝鮮側は捏造だとして逆にマレーシアを非難。マレーシア側がマレーシア大使を召還するなど抗議の意を示したところ、北朝鮮側は在留マレーシア人の出国を禁じるなどの報復措置をとり、その後は事実上の断交状態となっていた。

一方でサイフディン外相は南シナ海の領有権問題に関連し、昨年12月、マレーシアが南シナ海に面した自国領土から200海里水域を超える大陸棚の領有権を主張する提案を国連大陸棚限界委員会(CLSC)に提出したことに言及。中国がこれに反発していることについて、「中国の反発は予想の範囲。マレーシアは独自の領有権主張を続けていく」と言明した。
 

(マレーシアン・リザーブ、1月6日)

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