ホーム > 社会・生活, 政治・外交 > 「ジャウィ」教育反対集会、マレー圧力で中止に

「ジャウィ」教育反対集会、マレー圧力で中止に

2020年01月02日 09:36 JST配信

華語学校理事会総連合会と華語学校教職員総連合会の連合体、「董教総」は、12月28日に予定していた「ジャウイ文字」授業のカリキュラム化に反対する集会を中止した。

警察の請求に応じ裁判所が前日の27日に集会開催差し止め決定を行ったためで、集会を支援していた民主行動党(DAP)マレーシア華人協会(MCA)はこれに激しく反発。MCA幹部は「華人は憲法に保証されている集会の権利も認められないのか」と批判した。

華人団体の「ジャウィ」教育導入反対の動きを反イスラム的だと反発していたイスラム保守団体が、集会阻止に向けた実力行使を示唆。マハティール・モハマド首相は「マレー団体を刺激しかねない」と集会に懸念を示していた。

こうした動きを受けて警察は、集会差し止め請求を行い、「不測の事態が起きないための措置」と説明していた。

教育省は昨年、アラビア文字をマレー語表記のために適合させたジャウィ文字のカリグラフィ(Khat=書法)を小学校4年生のカリキュラムに含めると発表。華人団体からの批判を受けて、名称を「Khat」から「ジャウイ文字」に改めた上で2020年から導入すると決定した。

書法というイスラム・アートとしての性格を廃し、ジャウイ文字の基礎的知識という形をとることで民族色・宗教色を薄め、選択制とし試験は行なわない、マレー語教科書に占めるページ数は6ページから3ページに削減するーーなどの妥協案を飲んだ格好だが、今度はマレー団体が反発していた。

関連カテゴリ: 社会・生活, 政治・外交

このサイトに掲載されている記事はアジアインフォネットが提供しております。