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南シナ海の中国軍事化、「認めざる得ない」マハティール首相

2019年11月05日 19:36 JST配信

第35回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議出席のためにタイを訪問中のマハティール・モハマド首相は、豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」に対し、「中国が南シナ海をある程度軍事化したことは認めざると得ない」と述べた。

マハティール首相は、「中国は他の域内諸国の意を介さず南シナ海全体の領有を主張している。しかし最も重要なことはその主張にもかかわらず中国が今のところは船舶の航行を制限したりしていないことであり、我々はそれに満足している。我々は小国であり中国に立ち向かうことはできない」と言明。中国が領有問題で争っているマレーシアに対してまだ積極的な行動をとっていないとし、中国が一定の分別を保っている限りは黙認する考えを示唆した。

その上でマハティール首相は、「中国が警備のために大型艦艇を海域に派遣すれば米国側も同様な行動をとるとし、結果的に偶発事故や衝突が発生し大きな軍事対立につながる恐れがある」と述べ、大型艦艇の派遣を自重し平和的解決を模索すべきとした。 

一連のASEAN関連会議では米国が代表派遣を見送っており、対中国の防波堤の役割を期待するASEAN加盟国からは失望する声が上がった。一方中国は、南シナ海での紛争防止に向けた「行動規範」の早期策定で一致するなどASEANへの影響力強化が目立った。

(南洋商報、11月5日、マレー・メイル、シドニー・モーニング・ヘラルド、11月4日)

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