トーヨータイヤ・マレーシア(TTM)は、事業拡張に伴い今年は450人の熟練労働者を必要としている。
マイク・トー社長によると、同社はカムティン・ラヤ工業団地の既存工場において7億5,000万リンギを投じて生産能力を拡大している。同プロジェクトにより、タイヤの年産量は530万本から2020年には770万本、2022年には1,010万本に拡大する。
そのため同社は、効率的で高品質、競争力のある製品を生産するためのマレーシア人熟練労働者を必要としている。同社は2013年に設立した。当時、生産部門の人材として外国人労働者を雇用するという提案も 挙がったが、適切な訓練を行い世界で通用するようなマレーシア人の人材を育成することを決定した。
同社は7日、人材開発基金(HRDF)と共同で実施した技術・職業訓練プログラム「HRDF・トーヨータイヤ見習い制度」の証明書を授与した。技術訓練は4カ月以上かけて行われた。今後6カ月間にわたり見習いプログラムを受講した後、TTMの生産技術者としての認定を受けることができるという。