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政治家と司法の癒着疑惑が浮上、王立調査委員会設置へ

2019年02月25日 18:05 JST配信

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ある控訴裁判所の裁判官が永年の政治家と上級裁判官の癒着による司法干渉を暴露したことを受け、マハティール•モハマド首相は21日、同問題を調査するための王立調査委員会(RCI)を設置すると発表した。

 マハティール首相は閣議でRCI設置案が了承されたとした上で、「裁判官の主張を調査するのは彼らの責任。RCIの細則についてはまだ決まっていない」と述べた。

 RCI設置のきっかけとなったは、控訴裁判所のハミド・スルタン・アブ・バッカー裁判官の65ページに及ぶ宣誓供述書。2件の司法干渉に関する訴訟においてリチャード・マランジュン裁判長の怠慢を指摘したサンジート・カウル・デオ弁護士からの要請に応じて作成された。

 この中でハミド裁判官は、政治家から推薦を受けた業者と政府が契約を結んだ後に契約が破棄されるといるパターンの複数の損害賠償裁判について言及。ハミド氏による政府寄りの判決が政治家の意を受けた上級裁判官によってつぶされ、結果的に多額の賠償金が業者に支払われる判決が下されることになったとした。ハミド氏はこうしたことで結果的に国税が横領されているとし、上級裁判官は昇進のためにこうした政治家と癒着しその指示に盲従していると指摘している。

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