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アパートに十字架のライティング?ペナンで物議

2019年01月19日 07:49 JST配信

【ジョージタウン=マレーシアBIZナビ】 ペナン島ジェルトンの新造高層アパートでキリスト教のシンボルである十字架のようなライトアップが施されているとソーシャルネット上で騒ぎになっているが、誤解だった可能性が高くなっている。

 問題が指摘されたアパートは近く完成する予定の「グレース・レジデンス」で、最初から十字架の形にライティングするように設計されていた訳ではなく、照明設備のテストを行なっている際にできたものとみられているが、これをみた一部のイスラム保守派が大袈裟に騒いでソーシャルネットを通じて拡散したことから騒ぎが大きくなった。

 同州ムフティ(イスラム宗教指導者)のワン・サリム師は自治体に対し、ライティングを変えて十字架にならないよう不動産開発業者に指導するよう要請。野党・統一マレー国民組織(UMNO)のリーザル・メリカン議員は、「事故か故意かを問わず、地域に不安を引き起こす行為」としてデベロッパーを処分すべきと州政府に要求した。

 これを受けた同州のチョウ・コンヨウ州首相は、問題のアパートがまだ完成認可を受けておらず照明設備のテストを行なっている段階だとした上で、なぜそうした十字架の形にライティングされたかについて開発業者に説明を求めたことを明らかにした。その上で「人々の感情を傷つける目的があったとは思わない」とし、州民に対し冷静な対応を求めた。

 一方、アパートのデベロッパーであるノバ・ムリア・デベロプメントは、照明テストは屋上と地階でも行なったため実際は「王」の形であり、撮影角度の関係で上下の横の照明が見えなかったために「十」に見えただけと説明。「十字架の形にするつもりはなかった」としている。

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