ホーム > 三面・事件 > 「東マレーシアはイスラム布教の最前線」教育相発言に批判

「東マレーシアはイスラム布教の最前線」教育相発言に批判

2019年01月05日 07:46 JST配信

【クチン=マレーシアBIZナビ】 マスズリー・マリク教育相が「サバ・サラワク州はイスラム化の最前線」などとイスラム布教を奨励する発言を行なったことに対し、現地のキリスト教会から批判の声が上がっている。

 マスズリー教育相の発言はサラワク州におけるイスラム宗教教師不足の問題に関する国会討議に際して行なわれたもので、すでにサバ・サラワク州でイスラム教育を行なっているクランタン・トレンガヌ・ケダ州出身の宗教教師に対し現地の骨を埋めるつもりで頑張るよう激励。優遇措置の必要性に言及した。

 サラワク州キリスト教協会(ACS)は、連邦政府がサバ・サラワク州の学校でイスラム化のための活動を教師を含めた公務員に行なわせているとし、こうした行為を止めるよう要請。1963年のマレーシア合意(MA63)に基づき、サバ・サラワク州民の宗教的自由の保証を連邦政府が尊重しなければならないと述べた。またサバ州キリスト協会評議会(SCC)は、国民の税金がイスラム布教のために使う提案には「ぞっとする」と批判した。

 マスズリー教育相は、いちムスリムとしての個人的見解だと釈明しているが、与党連合・希望同盟(PH)構成党、人民正義党(PKR)のブーン・シアキニー氏は「宗教的に敏感な問題に考慮しない発言であり、撤回すべき」と主張した。

関連カテゴリ: 三面・事件

このサイトに掲載されている記事はアジアインフォネットが提供しております。