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1MDBの不正経理疑惑、調査結果を議会委員会が公表

2016年04月09日 05:07 JST配信

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】政府系投資会社、ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)の不正経理疑惑を調査していた議会の公会計委員会(PAC)は7日、調査結果を公表した。ただ明らかにされていない問題も残されており、野党などは不十分だとして追求を続けていく構えをみせている。取締役会の承認を経ないで30億米ドル超の資金が外部に支払われており、PACは経営に弱さがあったと指摘。顧問団(議長はナジブ首相)の解体とシャハロル・アズラル当時最高経営責任者(現首相府職員)に対する捜査を当局に求めた。調査報告を受け1MDB取締役会は全員、辞職を申し出た。しかし不正行為は一切していないと重ねて主張した。1MDBはナジブ首相の提案で2009年に設立。1MDBから複雑な経路を経て首相の個人口座へ資金が振り込まれた疑惑が浮上したが、首相の個人口座に送金した事実はないと1MDBは一貫して否定してきた。PACの報告書では使途不明金の行き先が明らかにされておらず、またナジブ首相にも言及していない。元閣僚でナジブ氏の辞任を要求しているザイド・イブラヒム氏は「すべて首相を守るために練り上げられた。責任を取締役会に押し付け、首相の容疑が晴れるという仕組みだ」と指摘した。PACはナジブ氏から証言をとっていない。PAC委員で野党・民主行動党(DAP)のトニー・プア議員は「1MDBは一部しか情報を提供しなかった。情報を隠した」と批判した。

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