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食用廃油、悪質回収業者が飲食業者に再販

2012年03月14日 15:02 JST配信

【クアラルンプール】 古くなった食用油は石鹸やバイオディーゼルなどの用途で回収されて再利用されているが、これをパックに詰め替えるなどして再び食用として販売している悪質な回収業者が横行している。保健省はこうした食用廃油「回鍋油」は健康被害を起こしかねないとし、流通しているのを見つけたら当局に通報するよう国民に呼びかけた。
マレーシア・パーム油委員会(MPOB)が「回鍋油」をサンプル検査したところ、植物油のほか、鶏油やその他の由来不明の油が含まれていた。遊離脂肪酸(FFA)の含有量が標準の10倍を超えていたという。これが1キログラムの無商標のビニールパックに入れられて1.00—1.80リンギ程度で飲食店や屋台業主などに販売されていた。
「回鍋油」が横行する背景には、食用廃油をバイオディーゼルなどに加工しても採算がとれないという事情がある。廃油は1キログラム当たり1.10—1.80リンギで業者が買い取っているが、バイオディーゼル加工業者への販売価格が2.50リンギであるのに対して、バイオディーゼルへの加工コストは3リンギにもなってしまう。これでは到底売れないため、加工せずに再包装して「回鍋油」として売るほうが利益になるという。

星洲日報、中国報、3月7-13日

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