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理系コースを選ぶ学生の数が減少、政府は対策を検討

2012年02月09日 12:19 JST配信

【クアラルンプール】 高等中学4年次(フォーム4)の時点で理系コースを選ぶ生徒の数が減少しており、教育省は理系の生徒を対象とした全寮制の学校の設立を検討している。
理系生徒の割合は全体の29%となっており、文系の生徒の数が多くなっている。既存の優秀な生徒を対象とした全寮制高等中学では、理系中心のコースはあるが、文系コースも提供されている。
プアド・ザルカシ副教育相は、政府が目標としている理系と文系の生徒の割合60対40とは程遠い割合となっていると指摘。理系コースの充実を図るためのイニシアティブが必要との考えを示した。政府は、理系学生の減少は長期的な国益に影響するとして、カリキュラムの見直しや教育システムの改革などを検討している。
モハマド・カレド・ノルディン教育相は、理系コースを選ぶ生徒の数が減少している件に関して、理系科目の授業で使用する言語を英語からマレー語に変更するなどの政府方針は効果を発揮していないとコメントしている。
全国教員組合(NUTP)は、理系科目に興味を示す学生の数が減ってきていると指摘。全国統一試験でも、理系科目で優秀な成績を収める生徒の割合は少ないとしている。高等中学では、理系科目が優秀な生徒には理系コースを選ぶよう指導されているが、そのほかの生徒は自動的に文系コースを選ぶことになっているという。また、理系科目が優秀な生徒でもプレッシャーやストレスが多いとして文系コースを選ぶ場合もあるという。
教育現場では理系科目を教える教師が不足していることも問題となっており、教師に対する指導訓練の必要もあるという。

ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月8日

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