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「アラー」聖書押収、国家和合協議委が批判 10の解決策の尊重求める

2014年01月07日 20:30 JST配信

【クアラルンプール】 昨年設立された長期的な国民融和のため組織、国家和合協議委員会(NUCC)は、セランゴール州イスラム宗教局によるカトリック教会の聖書押収事件に言及。2011年に首相府が発表した10項目の解決策を完全に無視した行為だとして批判した。同宗教局は警察官とともにペタリンジャヤにあるマレーシア聖書協会から300冊以上のマレー語とイバン語版の聖書を押収し、教会側が抗議していた。

10項目の解決策は、あらゆる言語で書かれた聖書の輸入・印刷を認めることなどを含むもので、ナジブ・ラザク首相も昨年10月、「神」を表す語として非イスラム教徒が「アラー」を使用することは認められないとする控訴審判決に対し批判の声が高まっていた際、10項目の解決策を尊重すると言明していた。

マレーシアにおける長期的な平和と調和の確保のため昨年11月に設立されたNUCCは、今年初の会議を開催。サムスディン・オスマン委員長は、平和的な解決法について話し合うため宗教局やコミュニティ・リーダーなどと協議を行うと述べ、話し合いにより宗教や人種などのデリケートな問題を解決することが出来ると強調した。また政府に対して、国家の調和を確保するよう呼びかけた。

ナジブ・ラザク首相も5日、「法の支配」や話し合いを持つことで、平和的に問題を解決し、緊張を緩和することができるとの見解を示した。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、ザ・スター、1月7日、ベルナマ通信、1月6日)

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