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次期総選挙では農村での支持拡大に注力=アンワル氏

2012年02月03日 10:39 JST配信

【デンキル】 野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相は「ロイター通信」のインタビューに応じ、次期総選挙に向けて2通りの戦略を持っていると語った。
先の2度目の同性愛裁判で無罪判決を受けたアンワル氏は、これまでの野党側の失敗が農村での支持を拡大できなかったことにあったと述べ、第1の戦略においてはマレー人有権者の多い、伝統的に与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)支持が多い地域に切り込む考えを示した。
また第2の戦略については、前回総選挙で野党が政権を取った各州における野党政権の成功を強調することだと指摘。例えばペナン州では、マレー人優遇の公共入札制度を見直し、他州を上回る投資の誘致に成功したことを強調する方針を示した。
アンワル氏は民族ベースではなく経済ベースの政策を推し進めたい考えで、特にマレー人優遇制度については、早急に改革を進めたい考えであることを強調。多くのマレー人が優遇政策を支持しているとの世論調査結果があるものの、これが一部のエリートの利益につながり汚職を生んでいるという疑問点を全面に押し出して訴えていきたいと述べた。
次期総選挙の実施時期については、ナジブ政権が景気が比較的良好なうちに打って出るとみられており、6月ごろまでに行われるとの観測が高まっている。ナジブ政権にとり憲法改正が可能になる3分の2の下院議席奪回が至上命題となっており、ナジブ首相が進めている政治及び経済改革に対する国民の評価を占うものと目される。ロイター通信は、メディアを握り貧困層や公務員に手厚い支援を実施するなど資金面で優勢な与党連合・国民戦線(BN)が恐らく勝利するが、野党連合や多くの政治アナリストは、2008年の前回総選挙より野党が勢力を伸ばすと予想している。

マレーシアン・インサイダー、ロイター通信、2月2日

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