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礼拝所を仏教徒に貸し出し、リゾート経営者を逮捕

2013年08月15日 13:54 JST配信

【コタティンギ】 ジョホール州コタティンギ郊外にあるリゾート・ホテルで、イスラム礼拝所を仏教徒の研修のために貸し出していたことが明るみとなり、経営者らが逮捕される事態となっている。

ネット上で動画が配信されたために事件がおおやけとなり、イスラム側からイスラムを冒涜するものだとの声が上がったために大きな問題に発展したが、場所がモスクでなくホテル内の一室ということもあってイスラム側の過剰反応を批判する声も一部で上がっている。

問題のリゾートはタンジョン・セディリ・ベサルにある「タンジョン・ステラ・リゾート」で、8月10日にホテル内に設けられたイスラム礼拝所をシンガポールから着た仏教の団体が瞑想セミナーの会場として使用した。動画には壁に仏画が掲げられている様子などが映っている。警察は12日、マレーシア永住権を持つシンガポール人男性経営者(45)を逮捕した。

ジョホール州イスラム評議会(MAIJ)のアドバイザーによると、同州ファトワ(イスラム法学者の裁定)評議会から「汚された」礼拝所を取り壊す命令が出る見通し。イスラム当局は、全国のホテル・リゾートに礼拝所を誤った方法で使用しないよう通達を出す方針だ。

同事件を巡っては、イスラム以外からもキリスト教会や仏教団体、シーク教団などからリゾート及び礼拝所利用者を批判する声が上がっている。マレーシア仏教界の重鎮であるK.スリダマラタナ・マハ・テラ師は、同じ仏教徒の同胞として利用者に代わってイスラム教徒の心証を害したことを詫びる声明を発表した。

マレーシアではこのところネットを使った宗教絡みの事件が相次いでおり、最近ではイスラム教で不浄な動物とされる犬とともにハリラヤ(断食月明け大祭)を祝う映像を動画サイトに投稿したとして、イスラム女性のドッグトレーナーが逮捕されている。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、8月13、14日)

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