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犬と共にハリラヤを祝う動画が物議 イスラム女性を逮捕、投稿の意図は不明

2013年08月01日 20:46 JST配信

【クアラルンプール】 イスラム教で不浄な動物とされる犬とともにハリラヤ(断食月明け大祭)を祝う映像を動画サイト「ユーチューブ」に投稿したとして、イスラム女性のドッグトレーナー、「チェズ・ユソフ」ことマズナ・モハマド・ユソフ氏(38)が逮捕された。

ビデオは3年前に撮影されたものだが、7月29日に投稿されたと見られている。何者かがマズナ氏を装って動画を投稿した可能性もあるとされるが、投稿の意図などの事件の真相はまだ分かっていない。ビデオにはマズナ氏が3匹の犬とともに散策し、犬の足を洗いクッキーをあげている様子が映っている。BGMにはアザーン(礼拝を呼びかける声)が入っている。

イスラム教徒のネチズンは、わざとモスク周辺を犬連れで散歩しウドゥー(礼拝前の洗浄)を真似て犬の足を洗っていると指摘。動画サイトはイスラムを侮辱するものだとの非難の声が殺到し炎上した。なお映像はすでに削除されている。

一方で、イスラムへの侮辱に当たるとの指摘やマズナ氏を逮捕したことに対して、非イスラム教徒だけでなく同じイスラム教徒からも疑問を呈する声が上がっている。また事実確認をせずにいち早くマズナ氏を批判したムヒディン・ヤシン副首相に対し、非マレー系宗教団体幹部や野党幹部などから、多民族主義を謳いながら過度にイスラムに肩入れするものであり、却って宗教間の対立を煽っているとの批判の声が上がっている。

先月はイスラム教で禁忌となっている豚肉料理を食べてラマダン(断食)祝おうと呼び掛ける悪ふざけ画像が「フェイスブック」に掲載され、イスラムを茶化すものだとの非難の声が殺到。画像を掲載した華人カップルが罰金を科せられる事件が起きている。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、8月1日、マレーシアン・インサイダー、7月31日)

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