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治安部隊増派、スールー王国軍包囲を強化 6区域を警戒区域に指定

2013年03月05日 20:00 JST配信

【ラハド・ダトゥ】 スールー王国軍を名乗る150人あまりのフィリピン人武装グループがサバ州東部に不法上陸しマレーシア治安部隊との間で散発的な銃撃戦となった事件で、マレーシア治安部隊は着々と戦力を増強してスールー王国軍の包囲を強めている。

4日夜にボート2隻に分乗したスールー王国軍の兵士が上陸したとの情報を受け、タンジョン・ラビアン、タンジョン・バトゥが新たに警戒区域に指定された。警戒区域は銃撃戦のあった▽カンポン・タンドゥオ▽カンポン・クナック▽センポルナ——と新たにスールー王国軍の兵士が目撃されたタンブナンを含めて6区域となった。

2日に銃撃戦が起きスールー王国軍側が2人死亡、マレーシア側が6人死亡したセンポルナでは、4日になっても銃声が聞こえるなど不穏な状況が続いており、目抜き通りの商店などはほとんど門を閉ざして静まり返っている。

サバ州東部に陸軍より7個の歩兵大隊が増強されており、5個が最前線のラハド・ダトゥに配備、平穏を保っている周辺の主要都市サンダカンやタワウに1個ずつ配備され警戒に当たっている。

当初はイスラム過激派は関与していないとみられていたが、マレーシア側に殺害された武装メンバーの一部が「モロ民族解放戦線」(MNLF)のメンバーだったことも判明した。

スールー王国軍は、2月9日に100人以上がラハド・ダトゥ近くのカンポン・タンドゥオの海岸に上陸。マレーシア側に自治の承認など様々な要望を突きつけて居座っていた。マレーシア治安部隊はこれを包囲して退去を勧告していたが、スールー王国軍側はこれを拒否。3月1日より各地で散発的な銃撃戦が発生し、これまでスールー王国軍側が14人以上死亡、マレーシア側も8人が死亡した。

(星洲日報、中国報、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、3月5日)

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