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家族による高齢者の病院遺棄が増加

2012年10月10日 18:21 JST配信

【クアラルンプール】 先進国に比べて家族の絆が強いイメージがあるマレーシアだが、最近は家族が持て余した高齢者を入院先の病院に「遺棄」するケースが増えており、病院側も対応に苦慮している。病気の患者を受け入れなければならないため、病院は病状が安定した高齢者については福祉施設で引き取ってもらっているという。

クアラルンプール(KL)病院のソーシャルワーク部によると、昨年家族に見捨てられた60歳以上の患者は205人だったが、今年6月時点ですでに157人に上っている。これら「遺棄老人」の家族の95%が貧困家庭だという。こうした多くの家族が「まだ治っていない」と言い張って高齢者を引き取ることを拒んでおり、中には入院の際にウソの電話番号を病院側に伝えて雲隠れする悪質なケースもあるという。

こうした高齢者は主に非政府組織(NGO)が運営する福祉施設に引き取ってもらうことになるが、遺棄老人の数がうなぎ登りのために施設も収容しきれなくなっている。

(ザ・スター、10月8日)

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