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タクシー運転手のデモ、利用者は冷ややかな反応

2012年10月10日 15:20 JST配信

【クアラルンプール】 先ごろ無料バスサービス運行などに反発したクアラルンプール(KL)のタクシー運転手100人あまりが市内で抗議デモを開催したが、タクシー問題を特集した英字紙「ザ・スター」によると利用者の反応はおおむね冷ややかだ。

「ロンドンキャブス」によると、KLのタクシー運転手はワースト1位となっており「課題請求や遠回り、メーター使用を拒否することが知られている」と評されている。人気の旅行情報サイト「トリップアドバイザー」でも、KLのタクシーはぼったくりで「白昼強盗に等しい」とさえ酷評されている。

これら運賃に関する問題の他、タクシー運転手が交通法規を守らない危険な運転をすることや乗車拒否することに対する利用者の苦情の声も多いという。今回の抗議デモは、タクシー運転手が自ら改善しようとせずに権利ばかりを主張していると受け止められたとようで、インターネット上では、「無料バス導入は当然のなりゆき」といったタクシー運転手に対する批判の書き込みが溢れている。

一方で「ザ・スター」は、タクシー運転手の置かれている状況には同情する余地もありそうだと報じている。運賃は政府が決定するため、どんなに物価が上がっても長い間据え置かれる状況が続いている。先ごろタクシーのタイヤ交換費用として政府が520リンギのバウチャーを支給したが、額が足りないため結局は自己負担しなければならない。

またタクシー営業ライセンスを大手のタクシー会社が独占しているという実態があり、運転手個人がタクシーを借りて営業するという小作農的状況に甘んじている構造に問題があるとの指摘もある。

(ザ・スター、10月4、7日)

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